北村周一のブログ《フェンスぎりぎり》

フラッグ《フェンスぎりぎり》展へようこそ。現代美術紹介のコーナーです。とりわけ絵画における抽象力のリアルについて思考を巡らしたい。またはコーギーはお好き?

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

週一集その八 ヘルペスの信号

ヘルペスの信号 コンセプトあるいは決意表明にかえて 朝日新聞、1987年12月11日付夕刊によれば、(やや古い記事で恐縮ですが)あのヘルペスウイルスが悪さをせずに“休眠”しているあいだ、一個だけ(健気にも)働きつづける遺伝子があり、この遺伝子が他の遺…

週一集その七 セイタカアワダチソウをみつめて

Yellow Messages; セイタカアワダチソウを みつめて 北村 周一 赤は赤らしく、黄色はこがねにかがやきを増して、今年の紅葉は目をみはるばかりに美しい。葉陰にも色が滲み出るかのような秋の景色のなか、セイタカアワダチソウの満開の花々が黄金色の房々を…

週一集その六 ±0、でも

±0、でも 単純さを急ぐあまり、奥行きを失いつつあるのか。 やっとこさ手に入れた単純さはそれゆえ、やっとこさ立っているにすぎないくらいの存在感しかないのだろうか。 またまた、週一集のつづき。

週一集その五 個人の自由

個人の自由 きょうは、とってもタバコが吸いたい。 まず、タバコを吸いたいと欲する。欲したおもいが、体内を巡る。この欲求はなかなか消えようとしない。タバコとは、単価の安い欲求解消の道具である。

週一集その四 デジタルカメラの二項定理

旧い記事でごめんなさい。 デジタルカメラの二項定理 2年前は、35万画素が主流の普及版デジタルカメラも、今春(1999年)200万画素機が出現し、一気に銀塩カメラ並の画質をもつにいたった。

週一集その一 CWR

CWR 秋の日の昼下がりのC・W・R、または 謎めいた暗号のような、3文字のアルファベットは、Clear Water Revivalの略、絵のタイトルである。字義どおりに訳せば「清水再生」、水は安心して飲みたいものだけれど、ここでの清水は、あの、静岡県の清水…

週一集その三 「爆笑問題」の左側

「爆笑問題」の左側 電車の中吊り広告で見た、何のコマーシャルだったか、右は非日常的ポーズを取ってはいるが、目立たない。左は目立つ、なぜか?

週一集その二 Alumatiks、そして

すこし旧いけれど、過去のつぶやき集です。よろしく。 Alumatiks、 そして Alumatiks(アルマティクス)とは、「アルミニュームのような」という意味の造語であり、Alumatiks Blue(AB)は、最初の個展から今に到るまでの基本的な、いわゆる私性と…

1999年『線の配合』展の折りのテキスト(高木久仁子氏)

線の配合―北村 周一展に寄せて 線の配合 画面上の二本の線。一か所だけで交わり、まがりくねりながら画面を徘徊し、それぞれ上下左右にぬけてゆきます。二本の線は面を分けているのでも囲っているのでもなく、また地でも図でもなく瓦いに等価値のものとして…

かたちが生まれるところは・・・・・ 平井 亮一

「texthirai_1994.doc」をダウンロード 1994年ギャラリー檜個展の際のテキスト(平井亮一氏寄稿) かたちが生まれるところは・・・・・ ことがらを画面の内側へと収斂させる〝内包的統合〟の実践形式、そこで画面の最低限の知覚現実に構造をあたえること…

4 赤子なりし祖父を抱き上げくれしひと男次郎長歌詞に知るのみ

短歌楽、第四号。三保の松原をうたう。またも、三首。 赤子なりし祖父を抱き上げくれしひと男次郎長歌詞に知るのみ 正調の茶切りぶしはでにあらず「きゃあるが鳴くんてあめずぅらぁよ」 窓を開け久能街道を疾駆せり、うしおに濡れて立つ夏の冨士

3 ねむたそうなシグナルぬるきボールペン夜が明けたらドクダミを抜く

短歌楽、第三号。 ねむたそうなシグナルぬるきボールペン夜が明けたらドクダミを抜く 眠剤の種類をかえてまたひとついろの異なるゆめに繋がる 不用意な声もてひくく発せらる侮蔑用語はわれの口より

マイフォト追加しました。

写真いろいろと、増殖中。全部で13枚あります・・・。 ラヴィとラク 山中湖のラク

2 一発でみんな失格になればいい ひだり回りに走る白線

短歌楽第二号、3首紹介。 一発でみんな失格になればいい ひだり回りに走る白線 父と子のキャッチボールは飽きやすく逃げるボールを追いかけしまま 楽鳴れば踊りだす子ら校庭は秋の日しろき白線の上

白鯨と、呼ばれし絵画一連

2010年春、ギャラリー檜A・B・Cでの個展の記録

《substance》桃花峡へ展、テキスト「その在所」全文(平井亮一氏寄稿)

「sonozaisho-hirairyouichi200503.doc」をダウンロード山梨県増穂町、春鶯囀蔵元、株式会社萬屋醸造店内、酒蔵ギャラリー六斎にて催された、北村周一・塩島敏彦(絵画と宝飾)展のおりのカタログより、テキスト全文の紹介。 2005年3月24日~4月17…

1 母の名を見知らぬひとより尋ねらる真夏の光り鈍きふるさと

短歌楽、創刊。記念すべき第一号です。まずは、三首。 母の名を見知らぬひとより尋ねらる真夏の光り鈍きふるさと 安息日 うつむきながら篠懸のみちゆく朝のしずかなことも 散り初めしはなの樹の下いつになく装いかろき母と行くらん

《substance》桃花峡へ展、カタログ版ご案内全文(きたむら筆)

「200503_substance_catalogue_text.doc」をダウンロード2005年の春、山梨県増穂町にある、酒蔵ギャラリー六斎にて催された、展覧会のカタログからの

「視像のゆくえ」テキスト全文(美術評論家平井 亮一氏寄稿)

「sizounoyukuehirairyouiti_20130612.doc」をダウンロード 「絵画にみるもの、絵画からみえてくるもの」展(2008年)パンフレットより

アンチノミー(序)「絵画にみるもの、絵画から見えてくるもの」展に寄せて

「antinomy-preface20130612.rtf」をダウンロード 《substance》桃花峡より、N氏へ;「物質」に着目しながら、画布と絵の具のありようを模索するこころみも、実のところぎこちない作業になりがちであり、長いトンネルのなかしばし拘泥を余儀なくされていまし…

alumatik studioの写真資料追加しました

追加した写真は、フラッグの始まりから、ここ近年までの作品群です。なお下の写真は、2008年3月の、フェンスぎりぎり展、ギャラリー檜会場風景です。

テンプレートの変更

テンプレートを変更しました。 背景を、写真用にうすいグレイにあらためました。 この絵のタイトルは、壁虎(ヘキコ)。キャンヴァスに油彩。P25号の大きさです。 暑い、熱い夏は終わったが、家の壁虎(へきこ、守宮・ヤモリのこと、夏の季語)はいまだ 台…

北村 周一 略歴

北村 周一の個展およびグループ展等の略歴です。[E:#x27A1] ダウンロード - e58c97e69d91e591a8e4b880e38080e795a5e6adb420201907303.docx 2013年ギャラリー檜B・C展示風景 撮影;森岡 純

エスキースの、エスキース

エスキース・・・・この言葉の意味を厳密に捉えようとしてみると、妙な気分になってくるのはなぜなのだろうか。まるで、不意打ちを喰らったような、軽い眩暈をおぼえてしまう。 きたるべき絵画の下描きとしてのエスキースなどえがいたことがないし、また見…

現代絵画批判/北村 周一のフラッグ《フェンスぎりぎり》

現代美術の、とくに絵画における、抽象力について思考をめぐらしたい。 みずか らの作品の紹介とともに。乞うご期待! フラッグ《フェンスぎりぎり》2013年ギャラリー檜B・C展示風景 撮影;森岡 純

マイフォトあらため、コーギーはお好き?

マイフォト、あらたに写真追加しました。アルバム名は、楽のいた日々~コーギーはお好き? たまたま出会った子どもたちと。富士吉田浅間神社にて。 Raku is sleeping.