北村周一のブログ《フェンスぎりぎり》

フラッグ《フェンスぎりぎり》展へようこそ。現代美術紹介のコーナーです。とりわけ絵画における抽象力のリアルについて思考を巡らしたい。またはコーギーはお好き?

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ないそでえ、ないそでえとも聞こえ来る少年野球の少年らの声

三百七十六日目。日増しに暖かくなってくる。 ないそでえ、ないそでえとも聞こえ来る少年野球の少年らの声

合格者の顔と名前が晴れ晴れとならぶチラシに爪切るわたし

三百七十五日目。個人情報は、どうなっているのでしょう。 合格者の顔と名前が晴れ晴れとならぶチラシに爪切るわたし

歩行中のノラを呼び止めわがレンズ向ければ逸れてゆくばかり 来よ

三百七十四日目。猫とWindows、つづく。 歩行中のノラを呼び止めわがレンズ向ければ逸れてゆくばかり 来よ

木登りに興じるねこの三匹は♀二♂一の兄妹である

三百七十三日目。猫の鳴き声がやけに騒々しくなりました。 木登りに興じるねこの三匹は♀二♂一の兄妹である

どこからか飛んで来たのであろうけどひかり回線この世は言葉

三百七十二日目。取り敢えず、カントを読もう。 どこからか飛んで来たのであろうけどひかり回線この世は言葉

豆本をすこし大きくしたような画面の上でタップする指

三百七十一日目。ひかりを見つめていると、視力が落ちてしまいます。 豆本をすこし大きくしたような画面の上でタップする指

Android はたまた Kindle 端末のはてのはてにはぼくが居ること

三百七十日目。電子書籍が浸透しつつあります。 Android はたまた Kindle 端末のはてのはてにはぼくが居ること

ゆるぎなく進化してゆく此れの世のヒトの姿をネコが見ている

三百六十九日目。二月二十二日は忍者の日。 ゆるぎなく進化してゆく此れの世のヒトの姿をネコが見ている

さ庭べにひなたぽこする猫たちを通りすがりの人が見てゆく

三百六十八日目。猫町通り、つづく。 さ庭べにひなたぽこする猫たちを通りすがりの人が見てゆく

日溜まりに英字新聞読む人は猫好きなれども野良ネコ止まり

三百六十七日目。猫好きが増えているようです。 日溜まりに英字新聞読む人は猫好きなれども野良ネコ止まり

ネコイラズ的にきらめく道端のペットボトルの効を怪しむ

三百六十六日目。猫町通り、つづく。 ネコイラズ的にきらめく道端のペットボトルの効を怪しむ

ゆうぐれのにおいもどこか春めいて動かぬ証し白梅に遇う

三百六十五日目。丸一年が経ちました。 ゆうぐれのにおいもどこか春めいて動かぬ証し白梅に遇う

据付けの家具に収まる範囲へとシフトしてゆく晩年おもゆ

三百六十四日目。できるだけ身を軽くしたいのですが。 据付けの家具に収まる範囲へとシフトしてゆく晩年おもゆ

枕のあとを頬にのこせしかんばせはわれのものなり洗面中の

三百六十三日目。寒暖の差が激しい。沈丁花が開き始めた。 枕のあとを頬にのこせしかんばせはわれのものなり洗面中の

痒ければ傷つくまでに掻き毟る性持つわれのおよび恐ろし

三百六十二日目。一気に寒くなりそうです。 痒ければ傷つくまでに掻き毟る性持つわれのおよび恐ろし

猫除けのペットボトルの水さえも華やぐきょうは立春だもの

三百六十一日目。春の嵐。 猫除けのペットボトルの水さえも華やぐきょうは立春だもの

窓のべに猫の影ある昼下がりわれはWindows10に勤しむ

三百六十日目。二月らしからぬ陽気。 窓のべに猫の影ある昼下がりわれはWindows10に勤しむ

銀杏樹の枝々に縋る三匹のネコはこの春一歳になる

三百五十九日目。猫町通り、つづく。 銀杏樹の枝々に縋る三匹のネコはこの春一歳になる

Windows10に苦しむ者あれば楽しむ人も 二月の光

三百五十八日目。 パーソナルコンピュータの進化の勢いに、脳が追いついていきません。 Windows10に苦しむ者あれば楽しむ人も 二月の光

この時間になるとどうやら黄昏て来るらし妻の母はゆうぐれ

三百五十七日目。週末は暖かくなるらしい。受験シーズンである。 この時間になるとどうやら黄昏て来るらし妻の母はゆうぐれ

うつぶせかあおむけかわからぬままに診察台にわが身を載せる

三百五十六日目。健康診断は薄着の季節に受けたいものです。 うつぶせかあおむけかわからぬままに診察台にわが身を載せる

絵の前にわれを立たせよ厚塗りの麦藁帽の人に顔なし

三百五十五日目。セザンヌの晩年の絵を思いつつ。 絵の前にわれを立たせよ厚塗りの麦藁帽の人に顔なし

冷蔵庫の音を背にしてうつうつと眠りこけたる冬の夜のあり

三百五十四日目。お散歩日和。 冷蔵庫の音を背にしてうつうつと眠りこけたる冬の夜のあり

白じろき建物に皆お揃いの黒を纏いてつどう静けさ

三百五十三日目。突然に冷蔵庫が壊れてしまった。冬でよかった。 白じろき建物に皆お揃いの黒を纏いてつどう静けさ

亡き夫の父なる人の行く末を看取りしきみの歳月を思う

三百五十二日目。二月の光はことのほか目映い。 亡き夫の父なる人の行く末を看取りしきみの歳月を思う

いもうとと箸を寄せ合い大いなる九十五年の月日を拾う

三百五十一日目。立春。猫が窓辺に来て身づくろいする、猫町通り。 いもうとと箸を寄せ合い大いなる九十五年の月日を拾う

戒名は疎覚えなれどいただきたる花々は明し きょうから二月

三百五十日目。節分。よく肥えた地域猫が右往左往している。 戒名は疎覚えなれどいただきたる花々は明し きょうから二月 線香の匂いかすかにとどめいる春の花々生けてたのしむ

見えにくいものほどやがてはっきりと見えてくるらし 蠟梅の花

三百四十九日目。花瓶に様々な春の花を生けて楽しむ。 見えにくいものほどやがてはっきりと見えてくるらし 蠟梅の花

お線香のけむりはどこへゆくのだろう 正坐の人が前後に傾ぐ

三百四十八日目。はや二月。垂れこめる雲が重たい。 お線香のけむりはどこへゆくのだろう 正坐の人が前後に傾ぐ