北村周一のブログ《フェンスぎりぎり》

フラッグ《フェンスぎりぎり》展へようこそ。現代美術紹介のコーナーです。とりわけ絵画における抽象力のリアルについて思考を巡らしたい。またはコーギーはお好き?

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

八王子までの浜線車内には美大生多しどなたも小綺麗

1588日目。横浜線沿線には美大が多いのです。

人を見て話すこの画家多弁なりその場限りの声のゆたけさ

1587日目。縁側より 2014

中央線きょうも乱れて梅雨晴れ間忘れられゆく雨傘ひとつ

1586日目。車内アナウンスの声ひびくなか。

遠のく友ちかづく友あり夏至の夜の酒席にひとりのみつぐこころ

1585日目。白い絵の具の深み。真っ白な空間。

構いなく座りゆくとき未だ慣れずわが身縮めて優先席に

1584日目。壁が灰色だと目が疲れないのですが、

『絵画の骨』展コンセプトについて

以下の通りです。 絵画の骨 われわれは知っている エルンスト・マッハがえがいた恐るべきスケッチの存在を 平井亮一が説く、画面と眼差しとの緊迫したかかわり合いを 絵画を絵の姿形(すがた)としてとらえなおした、中西夏之の たぐいまれなる実践行為(絵画場…

『絵画の骨』展のお知らせ

東京くにたちの、宇フォーラム美術館というところで、展覧会開催中です。木、金、土、日のみ開館。お越しくださいませ。 詳しくはこちらまで[E:#x27A1]宇フォーラム美術館 http://kunstverein.jp/

受皿に枡にグラスになみなみと注がれゆくわが一合の酒

1583日目。サービス満点!日が伸びて。

庄や国立店にふとも手品師あらわれて席に振舞うタネある話芸

1582日目。土曜日は夏至でした 6月が終わろうとしている

絵には絵の音には音のこれ以上なにもしないというテクニーク

1581日目。表情と表現・page3

水銀のいろにかげろうわが絵には気づかざるらし踊り場のその

1580日目。タイトル:遮光 下の絵は、表情と表現・page2

民主主義かげりやすくも仰ぎ見る海のむこうのデモの人波

1579日目。モルト-ⅰ・ⅱ

窓べには梔子のはな咲きほこり『絵画の骨』展初日迎えり

1578日目。かげふみ~一歩手前より

フェンス沿いに咲き揃いたるタチアオイ プール開きの予感に満ちて

1577日目。ユーモレスクの、1番、2番、3番。

くにたちの宇フォーラムというところ壁も天井も床もみんな灰色

1576日目。こちらは、silver gray。

踊り場のかべに掲げし絵のひとつ くにたち展の始まりとする

1575日目。こちらは、ユーモレスクの4番。

鯖をよむすなわち数をちょろまかすなかったことにして水に流す

1574日目。民主主義ワクワク感がかげりがち

チューブから絵の具の子らは飛び出しみるみる画面を埋めゆくらんよ

1573日目。猫の手も借りたい気分 ユーモレスク

傭兵のごとき眼差しパソコンの画面に向けてわれは働く

1572日目。ついつい夢中になって・・・。

うしろ向きに視線運べば助手席のきみに零るる葉蔭はや夏

1571日目。かげにつながるかげもある。 ユーモレスク/2018

抽象を描くためある絵筆にてそれでも人の気配気になる

1570日目。人の気配だけではありませんが。

キーのないキー・ホルダーが抽斗にひとつあることきょうの発見

1569日目。捨てられないものの一つでもある、キーホルダー。 白秋の右

ねずいろのコートの下に纏いしはパジャマはたまた迷彩服か

1568日目。白秋の左 2018年。 ねずいろ 鼠色 白黒がはっきりしないこと。

独り来てうたう青年密室に何の訓練夜の明くるまで

1567日目。ホワイト・ウッド 2018

北村周一フラッグ《フェンスぎりぎり》 リニューアルのお知らせ

フラッグ《フェンスぎりぎり》 リニューアルしました。こちらまで [E:#x27A1] https://alumatikstudio.jimdo.com/

鋭き眼画面に向けてよもすがらゲイムに励む者あり若し

1566日目。筆記体の左 ときまなこ

あめにけぶる高圧線下に口開けて古淵駅ありホームに立てば

1565日目。筆記体 2015

抑揚なきおうたよむとき何がなし東京弁とう言の葉おもゆ

1564日目。訛り懐かし。見開きの右、2015年。

夏の汗疹冬の霜焼けおりおりにわが身焦がしむ四季あらばなり

1563日目。汗疹~夏の季語、霜焼け~冬の季語 下は見開き・左

愁いつつかがみの前に時かけて歯磨きおれば洩れる溜息

1562日目。一昨昨日 さきおとつい 2017