北村周一のブログ《フェンスぎりぎり》

フラッグ《フェンスぎりぎり》展へようこそ。現代美術紹介のコーナーです。とりわけ絵画における抽象力のリアルについて思考を巡らしたい。またはコーギーはお好き?

絵そらごと

週一集その八 ヘルペスの信号

ヘルペスの信号 コンセプトあるいは決意表明にかえて 朝日新聞、1987年12月11日付夕刊によれば、(やや古い記事で恐縮ですが)あのヘルペスウイルスが悪さをせずに“休眠”しているあいだ、一個だけ(健気にも)働きつづける遺伝子があり、この遺伝子が他の遺…

週一集その七 セイタカアワダチソウをみつめて

Yellow Messages; セイタカアワダチソウを みつめて 北村 周一 赤は赤らしく、黄色はこがねにかがやきを増して、今年の紅葉は目をみはるばかりに美しい。葉陰にも色が滲み出るかのような秋の景色のなか、セイタカアワダチソウの満開の花々が黄金色の房々を…

週一集その六 ±0、でも

±0、でも 単純さを急ぐあまり、奥行きを失いつつあるのか。 やっとこさ手に入れた単純さはそれゆえ、やっとこさ立っているにすぎないくらいの存在感しかないのだろうか。 またまた、週一集のつづき。

週一集その五 個人の自由

個人の自由 きょうは、とってもタバコが吸いたい。 まず、タバコを吸いたいと欲する。欲したおもいが、体内を巡る。この欲求はなかなか消えようとしない。タバコとは、単価の安い欲求解消の道具である。

週一集その四 デジタルカメラの二項定理

旧い記事でごめんなさい。 デジタルカメラの二項定理 2年前は、35万画素が主流の普及版デジタルカメラも、今春(1999年)200万画素機が出現し、一気に銀塩カメラ並の画質をもつにいたった。

週一集その一 CWR

CWR 秋の日の昼下がりのC・W・R、または 謎めいた暗号のような、3文字のアルファベットは、Clear Water Revivalの略、絵のタイトルである。字義どおりに訳せば「清水再生」、水は安心して飲みたいものだけれど、ここでの清水は、あの、静岡県の清水…

週一集その三 「爆笑問題」の左側

「爆笑問題」の左側 電車の中吊り広告で見た、何のコマーシャルだったか、右は非日常的ポーズを取ってはいるが、目立たない。左は目立つ、なぜか?

週一集その二 Alumatiks、そして

すこし旧いけれど、過去のつぶやき集です。よろしく。 Alumatiks、 そして Alumatiks(アルマティクス)とは、「アルミニュームのような」という意味の造語であり、Alumatiks Blue(AB)は、最初の個展から今に到るまでの基本的な、いわゆる私性と…