北村周一のブログ《フェンスぎりぎり》

フラッグ《フェンスぎりぎり》展へようこそ。現代美術紹介のコーナーです。とりわけ絵画における抽象力のリアルについて思考を巡らしたい。またはコーギーはお好き?

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

空に本、絵まで浮かべて丘の上 そうだ未来は血の外にあり

て千四百四十三日目。 パノラマ1/15 閉じずに 開かれているということ

歌は詠まれ絵は目に触れて耀きを得るということいちどきりでも

千四百四十二日目。 パノラマー3 パノラマ―4 一度きりでお仕舞い

風邪その他許容範囲を超えたようでしばし休眠 われも人なり

千四百四十一日目。 パノラマー1 パノラマー2 元気出さねば

疎まれてわすれ去られし絵のように熟れるをまたず朽ちてゆく顔

千四百四十日目。 panorama-1st 2019 ギャラリー檜B・C 撮影:森岡純

たっぷりとしたる絵の具がすずやかに籠るうつわを絵ともいうなり

千四百三十九日目。 8つのユーモレスク 全8点 ギャラリー檜B・C

入り隠る側面にまで日が伸びて絵とは正面のみに語れず

千四百三十八日目。 正面があって 初めて側面が生まれる どちらでもなければ 表面と呼ばれる

この歳でも熱が出るらし熱あるとお歌づくりもままならぬなり

千四百三十七日目。 8つのユーモレスク・ⅷ

風邪多発許容範囲を超えたようで本日終診 医者も人なり

千四百三十六日目。 かかりつけ医につき救われるの巻 8つのユーモレスク・ⅶ

そらをみてお天気を読む習慣も絶えてポチりとお日さまの黄(きい)

千四百三十五日目。 8つのユーモレスク・ⅵ

愁いなき空の一部をみたしめて個展パノラマ見開きにあり

千四百三十四日目。 8つのユーモレスク・ⅴ

職を捨て恃むものなきいくとせを描く自画像くらぐらとあり

千四百三十三日目。 8つのユーモレスク・ⅳ

この絵捨てるべきかそれとも残すべきか 若きわが顔朽ちつつ笑むは

千四百三十二日目。 8つのユーモレスク・ⅲ 個展終わる。

「絵のように」知らないうちにときが経ち闇のなかへと消えてゆく顔

千四百三十一日目。 8つのユーモレスク・ⅱ

感情線刺激されつつ冬枯れの並木夜道に仰ぐ三日月

千四百三十日目。 8つのユーモレスク・ⅰ 2018

乳のごとも秋の日白き昼下がりユーモレスクにつつまれてあり

千四百二十九日目。 縁側より・右 2017

わだかまり解けたるごとも夜の明けて 晴れのパノラマ遠のくグレイ

千四百二十八日目。 縁側より 2017

吊るされてはじめてわかる垂直のリアルはたまた身の丈の重さ

千四百二十七日目。 アクロバット・右 吉祥寺美術館

綻びが右に左に見え隠れ 騙されやすき民を打つ音

千四百二十六日目。 アクロバット・左 2017

街川のよどみの水に影うつしわらうカワセミ que será,seráとも

千四百二十五日目。 年金やら 失業手当やら 至る所で ほころびが 翻弄されるのみか 小市民われ

ぎりぎりの対語すなわちほどほどに だれでも思いつくようなこと

千四百二十四日目。 フラッグ《フェンスぎりぎり》パノラマ その全容 入口の壁面から左回りに 1 白秋・左 34.0×46.5㎝(P8)2018 2 白秋・右 34.0×46.5㎝(P8)2018 3 パノラマ・1/15 133.0×164.0×6.0㎝ (F100+) 2018 4 パノラマ・2/15 133…

お祝いの新酒開ければ晴れ晴れと個展パノラマ春呼ぶ如し

千四百二十三日目。 panorama-4 見開き 20181223了

身延山は枝垂れ桜の坂の道 花の向こうに霞むパノラマ

千四百二十二日目。 フラッグ《フェンスぎりぎり》パノラマ展 始まりました。1月19日の土曜日まで。京橋にある、ギャラリ-檜B・Cにて。13日日曜日のみ休廊。

年ふれどあいも変わらずぎりぎりの私何かを止めるときかも

千四百二十一日目。 完全主義 多作大作主義指向 ぎこちなくとも 個展はじまる

描き終えしそれぞれの絵の梱包も終えてようよう松飾りを解く

千四百二十日目。 パノラマ展搬入展示無事終了 ギリギリ間に合った こちらは一歩手前のためのトリプティク四月号

どこかしらよそよそしくも晴れやかなり 正月七日の町行くわれも

千四百十九日目。 梱包作業がなかなか終わらない 一歩手前三月号

寝ながらにシェーのイヤミのポーズ取り眠りいざなう夜夜の習わし

千四百十八日目。 睡眠療法段階その二 空耳の上

人通り増えたるようなわが町のスーパー・ワタナベきょうが初売り

千四百十七日目。 コンビニと 大手ショッピングセンターの はざまに活きる 逞しさかな 即席

去年今年追い詰められていたのかも純粋理性批判落日

千四百十六日目。 校庭のバックネットのフェンス越し繋がりやすい影を見ている

ほっこりと西に初富士二子玉や 駅に晴着のひともちらほら

千四百十五日目。 水牛のように 2019年1月号更新➡ http://suigyu.com/2019/01#post-5973連句擬き 独吟三十六歌仙 新年篇 パノラマ★36 お読みください fence fence fence 2009

鮮やかに連句の粋は飛躍にあり 京の都に「苦艾」踊らしめ

千四百十四日目。 苦艾 高橋悠治作曲のオーケストラ曲 独吟半歌仙馬場駿吉 壁虎