北村周一のブログ《フェンスぎりぎり》

フラッグ《フェンスぎりぎり》展へようこそ。現代美術紹介のコーナーです。とりわけ絵画における抽象力のリアルについて思考を巡らしたい。またはコーギーはお好き?

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

波のまにゆれる月かげ妖しきにあいてもとめてさやぐ太刀魚

睡眠を削ってまでも描く、千夜万葉。 2093日目。 朱い三日月と、太刀魚の妙・・・。 波のまに ゆれる月かげ 妖しきに あいてもとめて さやぐ太刀魚 灰いろフェンス~影を読む~オレンジを足したい・・・

よき道具もたばやっぱり使いたくなるのが道理 火器の類も

一度目覚めるとなかなか眠くならない~そんなときのための、千夜万葉。 2091日目。 清水断水 ようやく水が蛇口から出てきたようだ 全部の家々ではないけれど・・・。 よき道具 もたばやっぱり 使いたく なるのが道理 火器の類も fencefencefence~影を読…

空の青 金の麦畑 青黄旗手に手につどう土曜日の街

からだは寝ているのに、目が醒めている状態~千夜万葉。 2090日目。 水の清水が、つづく断水で喘いでいる。あまりにも報道が少ない、なぜ? 空の青 金の麦畑 青黄旗 手に手につどう 土曜日の街 フェンスフェンスフェンス~影を読む

平熱にもどりしくちにちろちろともゆる燗酒金曜日かな

秋の夜長の 千夜万葉。 2089日目。 どこで大雨が起きてもおかしくない日本の細長い国土をおもう・・・。 平熱に もどりしくちに ちろちろと もゆる燗酒 金曜日かな コイシヲツナグ~影を読む

木の曜日 焚きつけながら機嫌よく火器もてあそぶ改憲論者

秋の日の ねむり薬と 千夜万葉。 2088日目。 ひろい範囲で断水が続く、静岡市清水区・・・。なぜか、テレビ等報道があまりに少ない。 木の曜日 焚きつけながら 機嫌よく 火器もてあそぶ 改憲論者 小石を繋ぐ~影を読む

水曜日 『一月万冊』動画にてみつつ微睡む 春ちかきかも

眠いのに 眠れぬ夜の 生欠伸~千夜万葉。 2087日目。 台風15号が、静岡に甚大なる被害をもたらした、七夕豪雨を想い出す。 水曜日 『一月万冊』 動画にて みつつ微睡む 春ちかきかも こいしをつなぐ~影を読む

火の曜日火曜日ともよび気前よく独裁者たちが火種を播く日

雨音が激しすぎて 眠れない夜もある~千夜万葉。 2086日目。 静岡に線状降雨帯が発生 大雨の被害が年々ひどくなる・・・。 火の曜日 火曜日ともよび 気前よく 独裁者たちが 火種を播く日 ちいさな絵がもつ特殊なパワー~影を読む~羽化

月曜日見てしまいたり 分別はゴミ出すときに不図もあらわる

秋分の日の千夜万葉。 2085日目。 命日がいちにちおきにやって来る、長月。 月曜日 見てしまいたり 分別は ゴミ出すときに 不図もあらわる オールブラックス 影を読む~

安息日 すこしの酒に酔いしことも恩寵にしてフロは止めとく

また台風が来る 千夜万葉。 2084日目。 一気に寒くなってしまった・・・。 安息日 すこしの酒に 酔いしことも 恩寵にして フロは止めとく 影を読む~丸が並ぶ

土曜日はLINEにのって会いにゆく二年以上の無沙汰わびつつ

ブログ監視係のトンボがだんだん減ってきた、千夜万葉。 2083日目。 一度発表した短歌も、日々変化する可能性がある・・・。 土曜日は LINEにのって 会いにゆく 二年以上の 無沙汰わびつつ 小石を繋ぐ 影を読む~

循環するたましい ユメにあらわれて目眩いはじまる金曜日のあさ

夜中、目が醒めることと、酔いが醒めることは、同時に起こるようだ。 千夜万葉、2082日目。 めまい耳鳴り、わからないことはまだまだ多い。 循環する たましい ユメに あらわれて 目眩いはじまる 金曜日のあさ グレイ・スケール 影を読む~

ぷらすちつくゴミの日たのし木曜日 スキツプふみふみ収集車もくる

降ったり止んだり 大きな台風と 千夜万葉。 2081日目。 新聞テレビ不要の時代 何見て跳ねる・・・。 ぷらすちつく ゴミの日たのし 木曜日 スキツプふみふみ 収集車もくる へきこ 壁虎 ヤモリ ~影を読む~

水曜日 接種を受けに小市民われらいちにのつごう三度目

台風が近づいている、千夜万葉。 2080日目。 あらしのまえのしずけさなのか・・・。 水曜日 接種を受けに 小市民 われらいちにの つごう三度目 裏庭フェンスと蜘蛛の巣 影を読む~

あすは火曜特売にして気兼ねなく食すつまみのカニふうみ味

夢は分析の対象になりうるか、千夜万葉。 2079日目。 夢の背後に隠されている内容よりも、形態そのものの秘密(ジジェク)・・・。 あすは火曜 特売にして 気兼ねなく 食すつまみの カニふうみ味 裏庭のアカメとフェンス 影を読む~

月曜日 月イチにひらく読書会のありてZOOMにて語らうカント

疲れすぎると、よき睡眠が得られない~千夜万葉。 2078日目。 いわゆるリモート・ワークなのだけれど、終わるととても疲れる。一方通行だからと思う・・・。 月曜日 月イチにひらく 読書会の ありてZOOMにて 語らうカント 画室の裏庭 その影を読む~

日曜のG.Gデーは混むのよね!ひとりだいどこで励む数独

眠れないから 考えるのか 考えるから 眠れないのか とりあえず 千夜万葉。 2077日目。 日本発祥の知的ゲーム数独、一度嵌まるとやめられないらしい~。 日曜の G.Gデーは 混むのよね! ひとりだいどこで 励む数独 裏庭のフェンスとアカメ 影を読む~

追いつめてみれば追いつめられもしてふたり連れあり土俵の際に

毎夜毎夜クスリに頼ることはよくないとおもいつつ、千夜万葉。 2076日目。 土俵際と フェンスぎりぎり 近い関係にあるのかも・・・。 追いつめて みれば追いつめ られもして ふたり連れあり 土俵の際に 裏庭のアカメ 影を読む~

ニヤニヤとニタニタのちがい妖しきに目尻を下げて老いをたのしむ

老いてなお盛んなりや、とりあえず千夜万葉。 2075日目。 どっちがサンタか、サタンなのか、わからぬままに・・・。 ニヤニヤと ニタニタのちがい 妖しきに 目尻を下げて 老いをたのしむ 夏の庭 影を読む~

たちまちに意気投合の証しにてサンタとサタン握手の場面

眠りの質をたかめるために、千夜万葉。 2074日目。 サンタとサタンの固い握手ののちのいろいろ・・・。 たちまちに 意気投合の 証しにて サンタとサタン 握手の場面 影を読む~蘇鉄 緑がまぶしい

雨宿り それからのちのなれ初めも母からのみに今は知るのみ

陽射しが穏やかになってきた、千夜万葉。 2073日目。 忘れるということも、大事な自己防衛本能のひとつかもしれない・・・。 雨宿り それからのちの なれ初めも 母からのみに 今は知るのみ 雨の日にこの大樹の下に立ってみたい 影を読む~

ふるかなと絵ふで置きつつ窓のそと視線向ければ雨というこえ

ながい夢を見ていたと思ったとしても、それは束の間のこと・・・千夜万葉。 2072日目。 知性を感じさせない知識人が集まる場所があるらしい。 ふるかなと 絵ふで置きつつ 窓のそと 視線向ければ 雨というこえ 大樹の下影 影を読む~

ひとりごとうつし出すごと人かげは窓べにありて雨待つごとし

どうも人は、よい行いよりわるい行いに敏感らしい・・・。 千夜万葉。 2071日目。 ひとりごと うつし出すごと 人かげは 窓べにありて 雨待つごとし 一本の大樹 影を読む~

重力のおもし解かれてすみやかにそらに消えゆく雨とはヒカリ

ひとは眠るために生きているようなものであろう、千夜万葉。 2070日目。 いつ崩壊してもおかしくない局面を迎えている、不穏な日々。 重力の おもし解かれて すみやかに そらに消えゆく 雨とはヒカリ 浜北区の畑の中の一本の大木 雨の樹になりうるか~影…

わが視野にかげを残してまたひとつ雨は遠のくヒカリのうつつ

みずからのちからで人は眠りたいのに、千夜万葉。 2069日目。 白い雨もあれば、黒い雨が降ることもある・・・。 わが視野に かげを残して またひとつ 雨は遠のく ヒカリのうつつ 影を読む~画室風景

くうかんに散りゆく線の白くしてほつりほつりとふる雨もまた

星空を見上げて、不眠を楽しむ宵宵の~千夜万葉。 2068日目。 転地療養という方法もあるのだが・・・。 くうかんに 散りゆく線の 白くして ほつりほつりと ふる雨もまた ある日の画室 その影を読む~

ひぐれのち雨の気配はカンヴァスにありていろ濃くたわむ空間

倒れ木に もたれて眠る 若き日の~千夜万葉。 2067日目。 どこでも眠ることができたのに・・・。 ひぐれのち 雨の気配は カンヴァスに ありていろ濃く たわむ空間 黄色と紫は補色の関係にあるのですが~影を読む

ぽつりまたぽつりとひらくつかの間を雨と呼びあう窓べの時間

雨、一文字に名詞と動詞が合体している~千夜万葉。 2066日目。 九月、長月、雨の月。 ぽつりまた ぽつりとひらく つかの間を 雨と呼びあう 窓べの時間 はじまりは灰色~影を読む

点描はことのはじまり淡くして絵ふでのさきにともすまなざし

眠っているふりをして、じぶんを騙す・・・千夜万葉。 2065日目。 点描は ことのはじまり 淡くして 絵ふでのさきに ともすまなざし ある日の画室の影を読む

はじまりは点描にしてまたひとつ見るよりはやく落ちてくる雨

眠っているのか、いないのか、わからぬままに、千夜万葉。 2064日目。 水牛のように~9月号更新されました。雨宿り、お読みください。 はじまりは 点描にして またひとつ 見るよりはやく 落ちてくる雨 浜北区ビラックス高薗ホテルより~影を読む

防音の工事終えたる家々の屋根の上ゆく機影の行方

寝ると、眠るの境目に、漂うようなよるもある、千夜万葉。 2063日目。 国の防音工事は、基本無料なのである・・・。 防音の 工事終えたる 家々の 屋根の上ゆく 機影の行方 影を読む~町田市街を望む