短歌楽楽絵日記第92号。五首詠。 つかの間の晴れ間。プール開きの予感。 あたためていたる絵具のチューブより出でし月かも 沈丁花咲く 花束を左右ひとしく活けながら墓石はすでにみず打たれおり きみどりやうすももいろのうずを巻き折り目正しく春待つ心 一…
短歌楽楽絵日記第91号。 長梅雨である。以下5首紹介。三月の裁判官の声はかたく袴田さんは無実であった 駿府城址濠端にして春ながら冷めたるお顔の静岡地裁 敗けたる者こうべを垂れてくり返し読み解くのみに判決降る 高裁へ渡る資料の厖大を思いつつ小枝み…
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