北村周一のブログ《フェンスぎりぎり》

フラッグ《フェンスぎりぎり》展へようこそ。現代美術紹介のコーナーです。とりわけ絵画における抽象力のリアルについて思考を巡らしたい。またはコーギーはお好き?

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

活断層砂丘の下に隠れいて原子炉が五つそのうえにあり

緩やかな弧を描くように 千夜万葉。 2123日目。 活断層が、原発の真下に、4本はあるといわれている・・・。 活断層 砂丘の下に 隠れいて 原子炉が五つ そのうえにあり 晩秋の冨士霊園 かなたに富士山がひとつ

大鳥居と送電塔とに守られてならぶ原子炉ハマオカともいう

ほんとうは とてもいい季節なのに 千夜万葉。 2122日目。 池宮神社の参道に、建立された朱色の大鳥居。どうみても場違いな感じがしたので、調べてみたら、中部電力が、協力金として地元に出資したものらしい。その額総額3億円なり・・・。 大鳥居と 送電…

ふかぶかと展望台より見入りたる明日のゲンパツ原発のあした

安らかなる 眠剤とのたたかい 千夜万葉。 2121日目。 一度は見ておきたい光景ではあるが・・・。 ふかぶかと 展望台より 見入りたる 明日のゲンパツ 原発のあした

地上約60メートルのたかみへと昇るうつしみ原発を見に

秋深し 取り敢えず 千夜万葉。 2120日目。 海抜62メートルからの大パノラマ!入場料は無料。むろんエレベーターで、展望台まで・・・。 地上約 60メートルの たかみへと 昇るうつしみ 原発を見に

ことあらば避難場所にもなるらしき展望台より浜岡を望む

目が醒めて それからものを思うのか それとももの思うから 目が醒めるのか 千夜万葉。 2119日目。 去年の10月の末に、静岡県御前崎市にある、中部電力浜岡原子力発電所をたずねた。正確には、発電所に隣接する浜岡原子力館ではあるが・・・ ことあらば …

カレンダー・ガール並べてしんしんと神のおしえを説く十二月

最近はねむり薬とは言わない 千夜万葉。 2118日目。 しんしんと にはたくさんの意味があるようだ・・・。 カレンダー・ ガール並べて しんしんと 神のおしえを 説く十二月 アマリリス・オリジナル~影を読む~

六度目のなみの始まり音もなく検疫ぬけてくる十一月

すずやかで 穏やかなる日々 夢見つつ 千夜万葉。 2117日目。 また波がやって来る・・・。 六度目の なみの始まり 音もなく 検疫ぬけて くる十一月 灰白~影を読む~

国会はいまだ開かずや挿げかえしおとこの首のかろき十月

愁いつつ ねむるしかない 千夜万葉。 2116日目。 たった一年前のことなのだけれど・・・。 国会は いまだ開かずや 挿げかえし おとこの首の かろき十月 灰白~影を読む~

こわれかけのホーム・パン計器わたされて一家心中余儀なし九月

退屈な 毎日よりも 千夜万葉。 2115日目。 黒幕は、もうひとりいる・・・。 こわれかけの ホーム・パン計器 わたされて 一家心中 余儀なし九月 スリーエス・オリジナル~影を読む~

夏五輪その後の自宅放置へとすすむ暗黒史としての八月

ゆめゆめ忘れてはならないことがある、千夜万葉。 2114日目。 これからのこと、真剣に考えてみようと思う・・・。 夏五輪 その後の 自宅放置へと すすむ 暗黒史としての 八月 影を読む~灰黄 ピグメント

油えの具投げつけてみたり踏んでみたりもはやアクションあるのみ七月

秋の日の夕暮れの中の 千夜万葉。 113日目。 トンボの目が右往左往・・・。 油えの具 投げつけてみたり 踏んでみたり もはやアクション あるのみ七月 影を読む~灰黄 訓練が必要だ

アベ逮捕の声が天から降りてくるような気がして仰ぐ六月

夢の中でも子を叱る親がいる、千夜万葉。 2112日目。 時間は買えない、売ることはできるけれど・・・。 アベ 逮捕の 声が 天から 降りて くる ような 気がして 仰ぐ 六月 影を読む~旗日または白鯨 ここからどう飛躍するか

あのナチスと緊急事態条項との熱き交わりはぐくむ五月

夢こそすべてといえるほどの、夢をまだ見ていない、千夜万葉。 2111日目。 雨が 降ったり止んだり 踏んだり蹴ったり・・・。 あのナチスと 緊急事態 条項との 熱き交わり はぐくむ五月 ふたつの 影を読む~2010年二月

税金で花見しているろくでなしに愛想わらいを振りまく四月

神経を病んで荒れ野を駆け巡る、千夜万葉。 2109日目。 一ダースの月、2021年篇、秋なのに春。 税金で 花見している ろくでなしに 愛想わらいを 振りまく四月 白にこそ 影を読む~2010年の個展

Dappiのかげにおびえてもの言えぬ報道なんてさらば三月

眠り姫の鼻を明かすような、一首を!~千夜万葉。 2109日目。 広報と、報道の違い・・・。 Dappiの かげにおびえて もの言えぬ 報道なんて さらば三月 明るい~影を読む 複製は可能か

村々の春や錆びたる長どちの思考回路をうれうる二月

からだが眠っているのに、目が醒めてしまうときがある、千夜万葉。 2108日目。 気密と断熱、すずしくて暖かいに越したことはないのだが・・・。 村々の 春や錆びたる 長どちの 思考回路を うれうる二月 一点の曇り~影を読む~

ダイヤモンド・プリンセス号という大いなる船のみずぎわおもう一月

悔しい 悔しいと 泣いていた人 あれは誰れ 千夜万葉。 2107日目。 どこに住むか これからどうなるのか まったくもって 不明。 ダイヤモンド・プリンセス号という 大いなる 船のみずぎわ おもう一月 白い壁の 影を読む~サリキライ

あたらしい憲法よりもなが生きの母をま中に月みる九月

ぐっすりと眠って しっかりと目覚める ための 千夜万葉。 2106日目。 雨が続く けれど、雨のうたはむずかしい・・・。 あたらしい 憲法よりも なが生きの 母をま中に 月みる九月 モルトまたは灰いろの虹、その~影を読む~

不幸より幸福よりも御りやくがひとの大事と諭す八月

寒いとうまく眠れない 暑すぎても眠れない 千夜万葉。 2105日目。 アゲハの幼虫がいまだに元気、山椒の若芽をすべて平らげてご満足・・・。 不幸より 幸福よりも 御りやくが ひとの大事と 諭す八月 影を読む~主観的な認識によるものである

アプリオリにあるかのように擬態するデモクラシーが消える七月

寝ては醒め 醒めては眠る 千夜万葉。 2104日目。 忘れてはならない2020夏五輪・・・。 アプリオリに あるかのように 擬態する デモクラシーが 消える七月 影の影を読む~

ガラス窓に曇るうつしみ消さんがに吐息吹きかけ拭う六月

夜中に何度も目覚めてしまう、そんな子供もいるだろう、千夜万葉。 2103日目。 忘れたように、秋の日が戻ってきた。 ガラス窓に 曇るうつしみ 消さんがに 吐息吹きかけ 拭う六月 背後の、影を読む~ギャラリー檜BとC

ボール蹴る少女の影を追い越して少年にわかにはにかむ五月

豊かな眠りと、貧しい眠りと、千夜万葉。 2102日目。 ひさしぶりの午後の柔らかな日差しをながめながら・・・。 ボール蹴る 少女の影を 追い越して 少年にわかに はにかむ五月 影を読む~縦のものを横にしてみたり・・・

とりどりに根本悪を散らしめて花の樹の下ほころぶ四月

水害の夢を見ることがありますか、千夜万葉。 2101日目。 季節外れですが、4月のおうた。 とりどりに 根本悪を 散らしめて 花の樹の下 ほころぶ四月 影を読む~2010年1月

ともどもに未来はつくるものなりときみに説きつつ託す三月

暖かいとよく眠れる気がするのだが、千夜万葉。 2100日目。 ようやくの晴れ間、運動会の声がする・・・。 ともどもに 未来はつくる ものなりと きみに説きつつ 託す三月 影を読む~モルト・ひだり

縁側にねむる子猫のふりをしてそろそろ春が芽生える二月

眠剤なしで、夜通し眠る夢を見ている、千夜万葉。 2099日目。 暖房を入れる、二日続けてさむい10月の上旬・・・。 縁側に ねむる子猫の ふりをして そろそろ春が 芽生える二月 影を読む~あるいは雲隠れの右

はつはるや希望のひとつふたつほどゆびに数えてうたう一月

スペース、または一ダースの月 千夜万葉。 2098日目。 きょうは11月から12月の気温だという、寒い。 はつはるや 希望のひとつ ふたつほど ゆびに数えて うたう一月 影を読む~隠されている灰色前夜

十二月 希望という名のスペースを空けて待つらむ聖なる夜は

日記も絵日記も苦手な、千夜万葉。 2097日目。 あしたからぐっと寒くなるそうだ・・・。 十二月 希望という名の スペースを 空けて待つらむ 聖なる夜は 影を読む~灰いろの虹前夜

十二音技法のずれをただしつつ階段降りて来る十一月

微妙な差異をたのしみながら眠る夜もある、千夜万葉。 2096日目。 アップデートのたびに傷むパソコン・・・。 十二音 技法のずれを ただしつつ 階段降りて 来る十一月 遅速前夜~影を読む~

眠剤にネロと名づけてふかぶかと神の不在をなげく十月

千夜万葉、2095日目。 眠ると寝るの違い、悶々と・・・。 眠剤に ネロと名づけて ふかぶかと 神の不在を なげく十月 影を読む~遅速前夜

長調のお唄だったよ 正調の露西亜民謡一週間は

眠りながら、うたをうたう、千夜万葉。 2094日目。 1週間というロシア民謡があるのですが・・・。 長調の お唄だったよ 正調の 露西亜民謡 一週間は 影を読む~さりきらいの2