2014-06-13 92 あたためていたる絵具のチューブより出でし月かも 沈丁花咲く あらくさの森 短歌楽楽絵日記第92号。五首詠。 つかの間の晴れ間。プール開きの予感。 あたためていたる絵具のチューブより出でし月かも 沈丁花咲く 花束を左右ひとしく活けながら墓石はすでにみず打たれおり きみどりやうすももいろのうずを巻き折り目正しく春待つ心 一輪挿しに語り掛けると朱い実の枝の千両くるくると回る くさめぷらすくさめぷらすなみだ目の視野に飛び込む汐留ランプ