2014-07-19 93 裏窓を燃え立つ赤芽木々の葉はおもくゆらめき妻をゆるしぬ あらくさの森 短歌楽楽絵日記第93号。 梅雨まだ明けず、夏休み。以下、5首詠。 六時から七時へ向かう空間に昏れつつ母はカレーを煮てり 一合の量り升からこぼれたがる茹でジラスそをお口へはこぶ ねむったままいってしまえば夢心地ずれたふとんが少し重たい エンピツを削ると気持ち安らぐといった感覚にしばし溺れる 裏窓を燃え立つ赤芽木々の葉はおもくゆらめき妻をゆるしぬ