2014-06-12 91 三月の裁判官の声はかたく袴田さんは無実であった あらくさの森 短歌楽楽絵日記第91号。 長梅雨である。以下5首紹介。三月の裁判官の声はかたく袴田さんは無実であった 駿府城址濠端にして春ながら冷めたるお顔の静岡地裁 敗けたる者こうべを垂れてくり返し読み解くのみに判決降る 高裁へ渡る資料の厖大を思いつつ小枝みつよつひろう 飛んで来し黒いカラスが新幹線ひかりのフロントガラスを破りぬ