短歌楽、第四十号刊。
劇画調なれど晩夏をうたう、とまれ三首。
夾竹桃 ふたいろあわく入り混じるその花かげに求め合う肌
ストレート・ノー・チェーサーと決めていた狂えるほどに冷静に 夏
線路沿いのフェンスにおまえを押しつけて過ぎる電車の影をゆれあう
短歌楽、第四十号刊。
劇画調なれど晩夏をうたう、とまれ三首。
夾竹桃 ふたいろあわく入り混じるその花かげに求め合う肌
ストレート・ノー・チェーサーと決めていた狂えるほどに冷静に 夏
線路沿いのフェンスにおまえを押しつけて過ぎる電車の影をゆれあう