2013-08-18 30 小さなる手のつぎつぎにあらわれてうすももいろの夕日を囲む あらくさの森 短歌楽、第三十号刊。科学のちからを省みるこのごろ、いろいろの三首。 小さなる手のつぎつぎにあらわれてうすももいろの夕日を囲む 灰色に凭りかかられて空色あり とおい遠い画面の底に原子炉 青は水、熱き湯は赤 捻るたびに蛇口の口をぬるまゆは出づ