2013-09-13 48 わが胸に連なり来たる木立ありてホウシツクツク罪説く時間 あらくさの森 短歌楽第四十八号刊。夏の終わりは、能登の夕暮れ、以下三首。 わが胸に連なり来たる木立ありてホウシツクツク罪説く時間 山ひとつ時雨れ鳴く見ゆおおいなる蝉が神父の声まねており 透き通るほどのうすずみその翅のいろに昏れゆくカナカナの声