短歌楽第四十七号刊。いちど憶えたら忘れないうたのかずかず、をうたう。以下三首。 われに手を翳したる者ききなれし声に囁く小窓を開けて われと知る誰か見ておりホーザンナ塔より高きところを仰ぐ 川の面をわたるうつしみくらぐらとありて漂う橋のかたえを
短歌楽第四十六号刊。カトリック清水教会に通いしころのことごと、三首。 みみもとに残る余韻は引き綱におさめつつあり ミサが始まる 日曜の朝を空しく鳴くセミの声をしずめに教会へ入る 塔の下に笑みもてしばし集い来し信者らの声 鐘鳴るなかを
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