短歌楽、第十二号刊。ほとぼりの冷めないうちに、以下三首。 われらいまことば少なに手を添えてなに待つ泡立つビールを前に のどもとより鼻腔に抜ける麦の香よ 麒麟ラガーの愛飲者たれ 〈センセイの鞄〉を胸に抱くように読みつぐこころ とある酒場で
短歌楽、第十一号刊。酒にまつわる、あれやこれや、とりあえず三首。 圧うすき線描のごとくレシートの文字は出で来ぬ 酒量を連れて 遺失物は紺のかばんに寺山と都築直子と中澤系ほか 畳み掛けてきたる正論まえにして声につぶやくそれはぼくのコップだ
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