短歌楽第七十一号刊。大風に煽られて、表札が飛んでいってしまった。落葉のなかから拾い出す。きょうも三首。 わが名前のみの表札ひとつきをかけて彫りゆく檜の香のかおり なんらかの比重差のありて妻側へ傾ぎたがれる表札を外す 洗面の水にしずめし手の甲は…
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